A Hard Day's Night / The Beatles ー ほぼ全曲イントロでわかる名曲揃いだし、現代まで残るビートルズの影響を感じた
初の主演映画『A Hard Day's Night』(邦題 ビートルズがやって来る/ヤァ!ヤァ!ヤァ!)のサウンドトラックで、全曲ジョン・レノンとポールマッカートニーによるオリジナル曲であるという、超多忙な中作られたのにもかかわらず完璧な出来を誇るというこの作品。(Apple Musicより)
A面の7曲が映画に収録された曲で、B面の6曲は新しくレコーディングされたものらしいのですが、やっぱり最初の7曲がとても良いです。
アルバム単位でビートルズを聴いたことがないはずの私ですら、イントロだけでテンションが上がる曲ばかり。
これまで生きてきた中でビートルズに晒される機会て何度もあったのだと思うんですが、もしかしたら、A Hard Day's Night (アルバム) がよく流れていたのかもしれません。
もしくは曲として完成度が高かったり、良い曲だから覚えてるのかも。
1曲目の A Hard Day's Night のイントロの印象的なコード
イギリスの数学者が「A Hard Day's Night」のイントロのコードを解明したと主張 | 甲虫楽団ブログ - ビートルズ×演奏
よくわからないですががっつり議論されていて、G7sus4 か Fadd9/A とされているようです。弾いてみた感じG7sus4ぽい。
曲名はリンゴ(ジョン説も?)がライブ後に放った一言から生まれたらしいですが、後世のこんなところにまで影響を与えています。
クソリプで申し訳ないが、仕事で疲れて家に帰ったとき、Amazon echo が突然こいつで迎えてくれるのも結構すき。愛着が湧く。 pic.twitter.com/qpge7dLrOb
— ほっぺひげ@文系学部新卒SIer選手👨💻 (@siernosensi) 2018年9月7日
疲れて帰って来ると Amazon echo が流してくれるらしい。
いつの時代も残業クッソ疲れたクッソってみんな思ってるんだろうな。
レビューしようにもどの曲も良いから逆にやりづらいことに気付きました。
1. A Hard Day's Night
2. I Should Have Known Better
6. Tell Me Why
7. Can't Buy Me Love
8. Any Time at All
11. When I Get Home
この辺りの曲はどれもこれまでのアルバムのノリを継承してて、でも洗練もされてて、1、2枚目を聴いた後に、ビートルズらしい良い曲だなって思う曲。
個人的には5曲目の And I Love Her がとても好きです。
後の Norwegian Wood とか Eleanor rigby とか Strawberry Fields Forever とか
そのあたりの曲につながってくる気がします。
ビートルズで好きな曲って訊かれるとこの辺りのところを答えたくなっちゃうんですよね。
12曲目の You Can't Do That のギターリフもなかなかサイケな感じで、これも後のアルバムに繋がる出来なのかなぁと思います。好きです。
総じて出来が良いというか、脂がのっているアルバムだなぁと感じます。
Please Please Me と With The Beatles の良いところを抽出して、新しい音楽性の萌芽も垣間見えて、Apple が完璧なクオリティーって評してるのも納得のアルバムです。
やっぱバンドって3枚目のアルバムくらいが美味しい感じしますよね。
ビートルズもこの路線のままバンド続けてたらそんな感じの3枚目で位置付けられてたんだろうけど、ここから音楽性がどんどん変わっていくという、バンドのジャンルが多様化した現代では珍しい現象ですね。
話が変わるんですが、私がやろうとしている、歴代名バンドをレビューするって企画を、rockin'on books ですでにやっているらしく…
昨日ツタヤでビートルズのそれを発見してしまいました。
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他にもレッチリとかオアシスとかレディへとかいるっぽいです。
で、ちらちら読んでたんですが、
例えば A Hard Day's Night のレビューでは
「邦題のビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!は素晴らしいタイトルだ!なぜ変更されてしまったのかわからない。」
とか
「おれはこの映画(A Hard Day's Night)を300回は見た!まぁ、映画を見ないとアルバムのことを語る資格はないだろう。」
とか
自己愛あふれんばかりのベタ褒めのビートルズ信者みたいな人がいて、少ししんどかったです。それほど当時の熱量はすごかったんですね。
インターネット世代の現代っ子にはわからない感覚…。
自分の中の勝手なイメージでビートルズファンの人ってこういう人が他のバンドより多くいる印象で、そのノリが好きじゃないので、このブログではところどころツッコミを入れつつレビューしていきたいです。
たった今、驚くべきことが起こりました。
Youtube の動画を貼り付けようと A Hard Day's Night の映画を検索したら
なんと2週間前にほぼフルの動画が貼り付けられています。再生数は1万回。
50年以上前の熱量は今も失われずに人々の心に残っているようです。
自分は映画はまだ観ていません。気が向いたら観ます。